2011年2月10日木曜日

超高層マンション減少傾向

 2010年以降に建設?計画されている超高層マンション(20階建て以上)が全国に345棟、11万3782戸(今年3月末現在)あることが7日、不動産経済研究所の調査で分かった。前回(09年3月末時点)調査に比べて、35棟、1万2552戸増加した。07年以降の価格高騰によるマンション販売の不振に加え、08年秋の「リーマン?ショック」の影響で、大手デベロッパーは供給計画を絞り込んでおり、今後、下降線をたどることが見込まれている。

 首都圏は225棟、8万1303戸で、全国に占めるシェアは71.5%と前回調査時よりも4.2ポイント上昇した。このうち、東京23区内は146棟、5万4684戸で全体の48.1%に達した。一方、近畿圏は70棟、2万1088戸で前回調査に比べ8棟、1694戸増加。シェアは18.5%と前回調査(20.5%)よりも落ちた。

 その他の地域では、福岡県が10棟、2407戸▽広島県が7棟、2226戸▽静岡県が9棟2037戸となっている。

 超高層マンションは値崩れが起きにくいことから、建設が都心部から地方中核都市や県庁所在地に波及。マンション購入者の都心志向が高まる中で、駅前を中心に再開発が進んだ。ただ、人気が高い半面、販売が長期化するデメリットもあり、大手デベロッパーは大規模用地の取得を回避する傾向が続いているという。

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引用元:Final Fantasy XIV|14 総合情報サイト